楽天グループの社内報編集長 小泉さんの素顔

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当社のビジョン「"はたらき"から、笑顔を」に共感いただける企業や人に、実際に働きの中から笑顔を生み出す秘訣や成功事例などについて取材させていただく『はたらき見聞録』シリーズ。後編ではインタビューにお答えいただいたみなさんの素顔に迫ります。引き続き、楽天グループで社内報の編集長をされている小泉さんの素顔を取材させていただきました。
本編はこちら

楽天グループ社内報編集長・小泉さんの素顔に迫ります

―― 楽天では、どのようなお仕事をされていますか?

社内広報課に所属しています。ほぼ毎日RNN(Rakuten News Network)でという名前の動画ニュースを配信していまして、社内の従業員だけでなく社外にいらっしゃるステークホルダーにもコンテンツを提供しています。またこのチームは、歴史保存のアーカイブの役割も担っています。

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引用:RNN(Rakuten News Network)


―― お仕事のやりがいについて教えてください。

楽天グループは常に動き・変化し続ける会社ですので、ニュース量や多様性に事欠きません。さらに、日々新しい歴史を作っていく現場の人たちにインタビューして、彼ら・彼女らの思いや活躍ぶりを紹介できることは、私にエネルギーをもたらしてくれます。またやはり、会長の三木谷が掲げている"社会をエンパワーメントする"という考え方や行動に共感しています。「エンパワーメントする会社・人たち」の盛り上げ役として、社内広報が位置付けていると考えていますので、天職だと思っています。また社内広報課で活動してくれている仲間たちの高い視座や、挑戦マインドに、いつも刺激を受けています。
たとえば、モバイル事業は「携帯市場の民主化」を掲げて携帯キャリア事業に新規参入しました。開始当初は「なかなか繋がらない」など様々な声を頂戴しましたが、通信品質の向上に取り組んで現在は改善しています。「携帯電話料金は月間1万円位かかるのは当然」という常識を覆して、誰もが安価に高速ネットワークを利用できるようにする、社会的意義のあるプロジェクトです。
だからこそ、「今なぜ私たちはこれをやっているのか」その軸となる部分や、社会に新たな既成事実をつくりあげていく事業や人に光をあてて、社内報で伝えていく事にやりがいを感じています。

―― 小泉さんが感じる楽天特有のカルチャーはありますか?

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Get Things Done(何が何でもやり切る)魂をもつ集団であること。
さらに社会を良くしたい・常識を覆して自ら既成事実を作って証明したいと考える人、新しいことに前向きな方たちが多く、障壁を乗り越えた人たちに対する拍手も大きい。One teamを感じます。
楽天にいる人は、みなさんが持っている個々の強みやチームワークを発揮して、社会を良い方向に変えていきたいという想いを持つ人が多いと思います。

rakuten_part2_03.png引用:RNN 最下位から優勝へ 生まれ変わったヴィッセル神戸にみる楽天主義とは

 rakuten_part2_04.png引用:RNN ヴィッセル神戸 J1初優勝、地域エンパワーメントの軌跡

たとえば、RNNの動画ニュースでは、阪神・淡路大震災を経てヴィッセル神戸の存続が難しくなった時期から、万年最下位の状態を経て、優勝に辿りつくまでの軌跡を伝えました。そこにはその道筋を作り社員のみんなが動かしてきた実感を伝えました。

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引用:RNN 楽天モバイルとAST SpaceMobileが2026年内のサービス提供を目指す

また最近の事例ですと、楽天のモバイル事業が新しく参入することで、モバイル業界の変化を伝えています。

―― 日々の社内コミュニケーションで、大切にしていることはありますか?

あらゆる部署・他部署の方々でも「仲間」として接しています。またエレベーターで初めて顔を合わせる人も、エントランスの警備員さんも話しかけますので、かなり厚かましいと思いますよ。そして、挨拶も会話も明るくポジティブに、反応はスピーディに、を心がけています。

―― 働く上で一番大切にされている、軸はなんですか。

私は「楽天号」という名前の船の乗組員ですから、目的達成のために自分で最適な方法を考え、みんなと一緒にオールを漕ぐ。結果的にそれが楽しいのですよね。
一見相反するように見られがちですが"自走"と"チームワーク"の共存が大切だと思います。

―― 社内報とは、言葉で表すとズバリなんですか?

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「経営参謀」
わたしがグループをささえていると思いたい。
三木谷さんは未来の景色を共有してくれます。
自社の利益を豊かにするためだけではなく、5年後10年後その先の社会を豊かにするために今頑張っているのだと。また、今後楽天へ入ってくる人のためにその道を作っておくこと。社内報が、その方針や行動指針を全ての従業員に発信していく経営参謀でありたいという想いで、この言葉を選びました。

―― 社内報委員なりたての初心者の方へ、魅力的な社内報のコンテンツを作るアドバイスをお願いします。

社内報メンバーになりたての頃は、一つのコンテンツを作ることに何をどう表現したらよいのかと悩みがちです。特に、ブログなど文章を書くことに触れていない方や、動画の配信をしたことのない方も少なくないと思います。そんな時、編集ナレッジや指導してくれる先輩がいるとスキルが磨かれていきそうですね。

アドバイスとして2つお伝えします。
1.下手でも良いから自分の言葉で書くこと
きれいな文章はカタログのようにすっと読み飛ばして、読者や視聴者の印象に残りづらいと思います。
社内報においては製品やサービス情報を説明するわけではないので、美しい文章より生っぽさを大切にしてください。ビジネスでの文章と、社内報の文章では読者に求められる文体やトンマナが違います。

2.社内報メディアとして、今ここでしか読めない付加価値を創り出すこと
手触り感のある構成表を作りたい、とも考えています。特にインタビューにおいては綺麗にそつなくというより、何が一番心に残ったのかなど、この人にしか言えない言葉を入れてほしいのです。私は校正を入れる際に「何が一番心に残ったのか入れてください」と原稿を戻して、社内広報メンバーに自問自答してもらい、改めて書き直してもらっています。
そういった修正のやり取りが編集力を培うのだと感じます。
色々難しいことを言いましたが、つくり手の想いがコンテンツに表れるといいますので、社内外の人を巻き込んで率直なフィードバックをもらいながら、自分たちの作る社内広報を楽しんで作ってもらうと一番効果があるのではないでしょうか。

―― 緒に仕事をしてみたい、一緒にプロジェクトを形にしたら絶対面白いと感じる人は?

変化を楽しめる人です。
私たちの業務はルーティーン業務も多いですし、自転車操業的に日々のニュースを作ることに追われることも多いです。でも、インタビューさせていただく方々のストーリーに鮮度高く反応ができ編集ツールやメディアの進化を楽しめるような、そんな人だと素敵ですね。

―― 働く中で笑顔が生まれた体験やエピソードがあれば教えてください。

前編でお話したシニアの方向けに作られた「楽天シニアダレデモダンス」のニュースのエピソードです。社内広報のメンバーが、誰でもダンスできるのかということを実験するために踊ってみた企画はとてもみんなの個性が現れてほほえましいものでした。ちなみに、エンタメ系の映像はNGシーンこそおいしいコンテンツですよね。

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引用:RNN レッツトライ♪楽天シニアダレデモダンス!

―― 最近はまっていることはありますか?

「低山ハイキング」です。
長野出身なので、自然豊かな山にいると心身ともに癒やされます。
自分の身を置く環境を、都会で日々の忙しい時間、大自然で休日はリラックス時間に変えてみると、ONとOFFの頭の切り替えが自然と上手くでき、心身ともにリフレッシュされます。また、低山だと気軽に登れると思いますので、おすすめです。

――  最後に、本編も含めインタビューを読んでいただいた方々へメッセージをいただけますでしょうか。

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(取材日:2024年4月18日 / 取材者:菊池由佳)

取材にご協力いただいた方

楽天グループ株式会社 広報部 社内広報課の小泉和美さん。2000年楽天グループ入社し対外広報を担当。2005年から社内広報に携わり、紙社内報『楽がき』を毎月発行。2009年に紙からwebのデイリーニュースに変更し、2015年から動画のデイリーニュースを配信している。近年は社内動画ニュースを社外にも配信中。ほかにも、アーカイブ活動も立上げ、10年史、20年史の冊子発行や、25周年イベントにも参画。

楽天グループ株式会社 広報部 社内広報課 シニアマネージャー 小泉和美さん

楽天グループ株式会社 広報部 社内広報課 シニアマネージャー 小泉和美さん

社内報編集長として、長年に渡り紙冊子やWEBメディアから動画ニュースへと、多様な媒体で配信しています。

お役立ち資料

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