Web社内報で動画を活用した部署・仕事紹介が効果的な理由

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Web社内報は、紙の社内報に比べて、情報の更新や共有がリアルタイムで行えるため、最新のニュースや動画を瞬時に共有することができます。

また、使用するサービスによっては、アクセス数や閲覧時間などのデータを収集し、効果的な情報発信を行うための分析も可能です。
そんなWeb社内報で、特に効果的なのが「動画を使った部署・仕事紹介」です。
動画には、テキストにはないさまざまなメリットがあります。

そこで今回は、Web社内報で動画を活用することが注目される理由やそのメリット、動画を使った職場紹介の効果的なアイデアなどをまとめました。

社内報で部署・仕事紹介をする狙いとは?

紙でもWebでも、社内報は、企業が従業員に向けて情報を発信する媒体です。

社内報には、企業の経営情報や新商品・サービスの紹介、社員の活躍事例など、さまざまな内容が掲載されます。

その中でも、部署・仕事紹介は、社内報でよく取り上げられるコンテンツの一つです。
部署・仕事紹介を行う狙いとしては、大きく分けて以下の3つが挙げられます。

・社内のコミュニケーションを活性化

社内報の部署・仕事紹介は、普段接点のない部署や職種の社員の紹介を通じて、社員同士のコミュニケーションを活性化することを目的としています。
例えば、部署・仕事紹介の中で、社員の趣味や特技、プライベートなどを紹介することで、社員同士の共通点を見つけるきっかけを作ることができます。

また、部署の業務内容や役割を具体的に紹介することで、社員同士の理解を深め、新たな連携の可能性を広げることができます。

・社内理解の促進

部署・仕事紹介は、社員が自社や他部署の業務内容や役割を理解し、会社全体の一体感を醸成することを目的としています。
例えば、部署・仕事紹介の中で、部署が取り組んでいるプロジェクトや成果、活動の概要を紹介することで、社員が自社の事業や社会への貢献を理解することができます。

また、部署の雰囲気や社員の働き方を紹介することで、社員が会社への帰属意識を高めることができます。

・モチベーションの向上

部署・仕事紹介は、社員が自身の所属する部署や仕事に誇りを感じ、モチベーションを高めることを目的としています。
例えば、部署・仕事紹介の中で、社員のやりがいや仕事への想いを紹介することで、社員が自身の仕事の価値を再認識することができます。

また、部署の歴史や伝統、社員の活躍事例を紹介することで、社員が自社や部署への愛着を深めることができます。

なぜ動画を活用した社内報が注目を集めているのか?

企業の情報発信手段が紙からwebへと進化している中、社内報もその波に乗って変革の渦に加わっています。

この変化の中で、動画を活用した社内報が強い注目を浴びているのは、単なるトレンドの流行だけに留まりません。
動画を活用した社内報が注目を集めているのか、その理由は次のような理由があります。

・動画コンテンツの急増が著しい

近年、動画コンテンツの増加が著しく、YouTubeやTikTokなどの動画配信サービスが普及しています。
スマートフォンの普及により、いつでもどこでも動画を視聴できる環境が整ったことで、動画を視聴することに慣れた人が増え、動画を活用したコミュニケーションが一般的になりつつあります。
そのため、社内報でも動画を活用することで、従業員の興味を引き付け、情報をより効果的に伝えることができるようになりました。


・活字離れしている従業員も受け入れやすい

現代では、若い世代を中心に活字離れが進んでいると言われています。

テキスト中心の社内報では、社員の興味や関心を惹きつけにくく、効果的に情報を伝達することが難しくなってきています。

その点、動画は視覚と聴覚の両方を刺激するため、活字離れしている社員にも受け入れやすいというメリットがあります。

・コミュニケーションの活性化につながる

動画は、社員の生の声や表情を伝えるのに適しています。
そのため、動画を活用した社内報は、社員の共感や理解を促進し、社内のコミュニケーション活性化につながります。
例えば、社員インタビューや社内行事の様子などを動画で伝えることで、社員同士のつながりを深めることができます。

関連コラム:Web社内報にこそ、動画が向いている理由

Web社内報で動画を配信するメリットと効果

Web社内報を動画で発信することには数々のメリットや効果があります。
例えば、テキスト比較した場合の情報の伝達率の良さなどが挙げられます。
他にもどんなメリットと効果があるのか、次のようなものが挙げられます。

・テキストよりも動画のほうがたくさんの情報が素早く伝わる

文章と動画を比較した場合、動画のほうが情報の伝達率が高いという研究結果があります。

これは、動画では視覚と聴覚の両方から情報を受け取ることができるため、より多くの情報をより早く、正確に伝えることができるためです。
例えば、新商品やサービスの紹介をする場合、文章では商品やサービスの概要や特徴を説明する必要があります。

しかし、動画であれば、商品やサービスの使用シーンやイメージを視覚的に伝えることで、よりわかりやすく、印象に残る情報伝達が可能になります。

・汎用性が高い

動画は、テキストや画像と組み合わせたり、音声や音楽を加えたりすることで、さまざまな表現が可能になります。
そのため、さまざまな用途に活用することができます。
例えば、社長や経営陣からのメッセージを伝える場合、動画であれば、その人柄や熱意をより効果的に伝えることができます。

また、社員インタビューや社内行事の様子を伝える場合、動画であれば、社員の生の声や表情をよりリアルに伝えることができます。

・完成までの工数が少ない

動画の制作には、撮影や編集など、ある程度の工数が必要です。

しかし、近年では、スマートフォンやタブレットなどの普及により、簡単に動画を撮影・編集できるツールが登場しています。

そのため、従来の動画制作に比べて、比較的少ない工数で動画を制作できるようになっています。

・人の記憶に残りやすい

動画は、視覚と聴覚の両方から情報を受け取ることができるため、文章よりも人の記憶に残りやすいというメリットがあります。
例えば、同じ内容の情報を文章で伝えた場合と動画で伝えた場合を比較した研究では、動画で伝えた場合の方が、情報を覚えている割合が高いという結果が出ています。
そのため、動画を活用した社内報は、従来の社内報よりも、従業員の記憶に残りやすいという効果が期待できます。

・スマートフォンがあれば手軽に共有ができる

動画は、スマートフォンやタブレットなどのデバイスで視聴できるため、遠隔地の従業員にも手軽に共有することができます。
例えば、社内行事やイベントの様子を動画で撮影・編集し、社内イントラネットやSNSなどで配信することで、遠隔地の従業員にもイベントの様子をリアルタイムで共有することができます。
海外に赴任している従業員や、テレワークで働いている従業員にも、社内報を効果的に伝えることができます。

動画で部署・仕事紹介をする5つ編集のバリエーション

動画で部署・仕事紹介を紹介する場合は、冊子版やWeb版の社内報と同様に、起承転結の流れで構成するのが一般的です。
起承転結の具体的な内容は、以下のとおりです。
起:仕事の名称や概略を紹介する
承:仕事に取り組んでいる方を紹介して、仕事の内容や取り組んでいることなどを伝える
転:その仕事の興味深い点や、難しかったり苦労したりする点を伝える
結:今後のことを伝える

動画で仕事紹介をする際は、伝えたい内容や目的に合わせて、さまざまな編集パターンを活用することができます。
ここでは、代表的な5つ編集のバリエーションをまとめました。

1:解説型:仕事の内容や活動、課題などを分かりやすく伝える

解説型は、仕事の内容や活動、課題などをわかりやすく伝えるパターンです。

仕事の概要や流れ、役割などを、図やイラストを交えて説明します。
ニュース番組や情報番組などで行われているような、フリップやボードに要点を示したり、図を用いたりする手法がよく用いられます。

また、さまざまなノウハウを紹介しているYouTubeのチャンネルのようなイメージで画面を構成して、音声やテロップで解説していく方法もあります。

2:インタビュー型:仕事に携わる人の想いも含めて伝える

インタビュー型は、仕事に携わる人の想いや考え方を伝えるパターンです。
仕事のやりがいや苦労、やり甲斐などを、本人のインタビューを通して伝えます。
例えばイメージとしては、俳優に役どころを語っていただく、情報番組のインタビューコーナーのようなものです。
インタビューに答えていただいているシーンと、そのシーンで語られている内容を、インサート動画や画像を用いて見せながら構成し、展開していく方法などがあります。

3:ドキュメンタリー型:仕事や人を魅力的に伝える

ドキュメンタリー型は、仕事や人を魅力的に伝えるパターンです。

仕事の裏側やドラマ性のあるエピソードなどを、ドキュメンタリータッチで伝えます。
テレビ番組でも人気の方法で、展開としては、仕事の現場に密着し、その様子をそのまま映し出すことで、仕事の全体像やダイナミズムを伝えます。

また、インタビューやナレーションを交えることで、仕事の概要や魅力、やりがいなどをより深く掘り下げることができます。

4:密着・追跡型:ひとつの仕事の中にある多様な業務を伝える

密着・追跡型は、ひとつの仕事の中にある多様な業務を伝えるパターンです。

仕事の現場に密着して撮影し、そのリアルな姿を映し出します。
これはテレビ番組でも人気のある方法で、展開としては、仕事の現場で活躍するプロフェッショナルに、仕事の内容ややり方、やりがいなどを、Q&A形式でインタビューしていくことで、仕事の全体像や魅力、やりがいなどをより深く掘り下げることができます。

5:対談・座談会型:ひとつの仕事を多面的な視点で伝える

対談・座談会型は、ひとつの仕事を多面的な視点で伝えるパターンです。

複数の人にインタビューや座談会を行い、それぞれの立場から仕事について語ってもらいます。
冊子版やWeb版の社内報でも定番のコンテンツですが、これはそれを動画で行う方法です。

また、仕事の現場の様子を映した映像や、仕事の成果を示す映像を効果的に使用することで、よりリアルで臨場感のある仕事の姿を伝えることができます。
対談・座談会型の仕事紹介は、仕事を瑞々しく魅力的に伝えることにも効果的な方法です。

まとめ

社内報で部署・仕事紹介をする目的は、社内のコミュニケーションを活性化、社内理解の促進、モチベーションの向上などが挙げられます。
動画を活用した社内報は、動画コンテンツの急増、活字離れしている従業員の受け入れやすさ、コミュニケーションの活性化といった理由から注目を集めています。

社内報を通して、自分の部署や仕事を知ることは、組織内のつながりを深め、みんなが協力しやすい環境を作り出す手助けになります。
特に動画を活用することで、情報が迅速に伝わりやすくなり、普段感じている仕事のリアルな一面やこだわりも伝えやすくなります。

動画はスマートフォンを使って手軽に共有できるため、同僚とのコミュニケーションも一層円滑になります。
さらに、動画を通して仕事に対する理解が深まり、仕事へのモチベーションも向上します。

編集バリエーションを活かして、解説型からインタビュー型、ドキュメンタリー型、密着・追跡型、対談・座談会型まで、様々なアプローチで仕事の魅力を伝えてみましょう。

自分たちの働く環境を知り、お互いに協力し合えるような社内報を通じたコミュニケーションが、より良い職場づくりに寄与します。
ぜひWeb社内報で動画を取り入れてみてください。

マーケティング部 ディレクター 村上恵美

筆者:マーケティング部 ディレクター 村上恵美

音楽配信サイトのプロモーションチームに配属。ECサイト運営をしながら、主にアーティストのキャッチコピーなどライティング業務にも従事。2021年 「"はたらき"から、笑顔を」という会社のビジョンを熱く語る上司に魅了されスカイアークへ入社。マーケティング本部へ配属し、自社プロダクト「SOLANOWA」のシェア拡大、およびメディア「BlueNote™」の認知拡大に向けたコンテンツ強化を中心に、プロモーション業務全般のディレクションを担当。

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