社内報の内容に悩んだら試したい!リレー企画の効果的な活用法

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社内報は従業員に企業の情報を伝える貴重なメディアですが、継続的に新鮮な情報を提供することが難しくなり、ネタに困っているという担当者も多いのではないでしょうか。
特にWeb社内報の場合、紙の社内報に比べて更新の頻度が高いため、社員の興味を引くネタを毎回見つけるのは、なかなか難しいものです。

そんなときにおすすめなのが、リレー企画です。
リレー企画とは、社内報の企画を社員にリレー形式で回していくというものです。
従業員が主体となってコンテンツが生まれていくので、社内報がより面白く、活発になり、運用がラクになるメリットがあります。

今回は、社内報でリレー企画を取り入れるメリットや、コミュニケーション促進にもおすすめのリレー企画のアイデアをまとめました。

リレー企画とは?

リレー企画とは、1つのテーマに基づいて従業員で順番に企画を回していくことです。
ひとりの従業員に記事を書いてもらったら、次に別の人を紹介してもらい、その人に新しい記事を書いてもらう、という方法を連続させていくスタイルです。
例えば「落ち込んだときのリフレッシュ方法」というテーマに対して、従業員が順番に持ち回りで、気分転換の方法などを社内報に掲載します。
1つのテーマでも、従業員ごとの考え方の違いが出て、バリエーションに富んだ面白い記事として情報を発信し続けられるので、社内報のネタ切れ防止にもなります。

社内報でリレー企画を行うメリット

読まれる社内報をつくるためには、読者である従業員が読みたくなるような企画が欠かせません。
中でも、リレー企画は社内報のネタ切れ防止に効果的な企画ですが、実は他にもさまざまなメリットがあります。
どんなメリットがあるのか、以下にまとめていきます。

  • コミュニケーションの活性化につながる
    リレー企画は、コミュニケーションの活性化に役立ちまます。
    参加者が順番に次の登場者を指名することで、自然と従業員同士の交流が増えます。
    部署や拠点を越えた交流が生まれやすく、組織内の連帯感やコミュニケーションが促進されます。
    通常の社内報の企画では、運営担当者が決めた特定の人が選ばれることが多いですが、リレー形式ならばより多くの従業員が参加できます。
    部門や職位を超えて、幅広い人が参加できる点が魅力です。
    従業員同士の交流が広がることで、企業内のコミュニケーションが活発になることが期待できます。

  • 参加意欲が高まり、相互理解が深まる
    リレー企画のメリットは、従業員の参加意欲が高まることです。
    企画に参加することで、自分の声が社内報に掲載され、多くの従業員に届く喜びを感じることができます。
    従業員は自分の存在を認められたような気持ちになり、参加意欲が高まり、社内報をより身近な存在だと感じてもらえるようになるでしょう。
    そして、リレー企画は、従業員同士がつながる良い機会でもあります。
    異なる部門や仕事をしている人と交流することで、パーソナリティを知るきっかけになり、相互理解が深まります。
    こうしたきっかけからシナジーが生まれ、新しいつながりや発想が生まれるかもしれません。
    従業員同士の意見交換や交流を通じて、より結束力のある企業文化を築くことができるでしょう。

  • 工数をかけずコンテンツを増やしやすい
    社内報にリレー企画を導入することで、簡単にコンテンツを増やすことができます。
    アイデアが枯渇している場合でも、リレー企画を活用することで新しいネタを提供できます。
    同時に、担当者の時間を節約するためにも、リレー企画は有効な方法です。
    特に更新の頻度が高くなるWeb社内報では、いかに工数をかけずにコンテンツを更新し、新しい情報を提供し続けられるかが、運営の成功ポイントでもあります。
    Web社内報をスムーズに運営したい、もっとコンテンツを充実させたい場合には、ぜひリレー企画を検討してみてください。

  • 長期的な運用が可能になる
    リレー企画は、社内報のコンテンツを増やすのに効果的な方法です。
    企業の規模や従業員数、配信頻度にもよりますが、1つのテーマを持ち回りで進められるため、コンテンツが短い期間でネタ切れに尽きることはありません。
    前述でも触れたように、特に更新頻度が高くなるWeb社内報では、工数をかけずにコンテンツを更新し続けることができます。
    また、自己紹介や趣味など、シンプルで誰でも答えやすいテーマでも社内報としてのコンテンツになるため、毎回アイデアを考える手間を省けるのもメリットです。
    たくさんの従業員を巻き込んだ多様な視点や意見が詰まったリレー企画は、活気にあふれた社内報を実現することができるでしょう。

社内報におすすめのリレー企画

社内報でリレー企画を取り入れることは、さまざまなメリットがあります。
とはいっても、リレー企画に答えにくいテーマを選んでしまうと、バトンが回ってくる従業員が回答に困ってしまうことも考えられます。
リレー企画を続けるためには、長期的に運用しやすい企画を考えましょう。
実際に社内報でよく取り入れられているリレー企画を3つピックアップしました。

  • 自己紹介や他己紹介
    自己紹介は社内報では定番ですが、リレー企画として指名制でつないでいくと、次は誰を指名するのかゲーム感覚で楽しめるのもポイントです。
    似た企画をして、自分ではなく仲間を紹介する他己紹介もおすすめです。
    他己紹介では、従業員の同僚や上司が、その人の仕事ぶりや人柄を評価します。
    誰が誰を紹介するかで、社内の意外なつながりが見えて盛り上がります。
    他己紹介記事を読むことで、従業員同士の交流が深まり、チームワークが向上します。
    こうしたパーソナリティがわかる紹介記事は、従業員の顔や名前を覚えるきっかけとなり、社内のコミュニケーションを円滑にします。
    従業員の趣味や特技を知って、共通の話題で盛り上がることもあるでしょう。
    また、自己紹介や他己紹介は、新入社員が会社に馴染むための助けにもなります。
    新入社員は、記事を読んで先輩社員のことを知ることで、安心して仕事に取り組むことができます。

  • マイチームやプロジェクトの紹介
    自身の業務は理解しているものの、他の部署やチームの活動に詳しくない従業員が多いことは珍しくありません。
個人のリレー企画だけでなく、部署やチームごとにリレー企画を導入し、プロジェクトなどを紹介することで、従業員が企業全体をより深く理解できるようにしましょう。
    こうした企画をきっかけに従業員は企業内の活動に興味を持ち、異なるチームの仕事や目標を把握することができます。
    従業員が互いの活動を知り合い、共感し合うことで、組織全体の連帯感が高まります。
    また、組織や仕事の紹介は社内報の注目度を高めるだけでなく、新しいビジネスのアイデアを生み出すきっかけにもなり得ます。
    社内報を単なるコミュニケーションの場にとどまらせるだけでなく、ビジネスの創造にも積極的に活用することで、企業の成長に寄与することが期待できます。

  • 拠点レポートやコラム
    拠点や店舗を多く持つ企業に特におすすめなのがコラムのリレー企画です。
    拠点や各支社、店舗から、日々の出来事やお客さまからの声などをリレー形式でコラムを発信します。
    「コラムを毎月・毎週書いてください」という依頼はハードルが高く感じてしまいがちですが、リレー企画として持ち回りであれば、数ヶ月や数週間に1回ペースなので、引き受けてもらいやすくなります。
    各支社や店舗からリレー形式で情報を発信することで、従業員同士の交流が促進されます。
    地域や部署ごとの個性や活動が浮き彫りになり、組織全体の連帯感が高まるでしょう。
    同時に、拠点レポートやコラムリレーは顧客とのコミュニケーションにも効果的です。
    お客さまからの嬉しい声や感謝のメッセージをリレー形式で発信することで、顧客の満足度が高まります。
    お客さまとの交流や情報共有が円滑に進むことで、顧客ロイヤルティの向上にも寄与することが期待できます。

リレー企画の運営方法

リレー企画は多数の従業員を巻き込んで動かす企画なので、スムーズに運営できるようにフローを整えましょう。
一般的なリレー企画の運営方法を下記にまとめました。

  • テーマの設定
    リレー企画のテーマを決定し、参加者に共有します。
    テーマは社内報のコンセプトや目的に合ったものを選びましょう。


  • 参加者の選定
    参加者を選定し、テーマに応じた部門や従業員を招待します。
    参加者の多様性を意識することが重要です。


  • 執筆スケジュールの調整
    参加者のスケジュールに合わせ、執筆の順番や締め切りを調整します。


  • 執筆の実施
    各参加者がテーマに基づいて執筆を行います。
    社内報のスタイルに合わせ、文字数や画像の指定などを共有しましょう。


  • 編集と掲載
    執筆が完了したら、内容を編集し、社内報に掲載します。
    参加者への掲載スケジュールも共有しましょう。

リレー企画の注意点

一方で、リレー企画を実施する際にはいくつかの注意点があります。
例えば、参加者の選定に偏りが生じる可能性や、テーマに対する理解度の差などです。
こうした課題を改善するためには、以下のような点に注意しましょう。

  • 参加者の公平性を確保
    参加者を選定する際には、部門や職位に偏りがないように注意しましょう。
    異なる立場の従業員が参加することで、多様な視点が得られます。
・テーマの理解度を共有
    テーマに対して参加者が理解しやすいよう、事前に説明会や資料提供を行いましょう。
    参加者がテーマに共感しやすくなります。


  • 途中結果のフィードバッ
    執筆が進むにつれて、途中結果を共有し、他の参加者との連携を図ります。
    意見交換を行うことで、より質の高いコンテンツが生まれるでしょう。


    リレー企画が盛り上がった事例

    実際に社内報にリレー企画を取り入れてコミュニケーションが活性化した「株式会社KNT-CTホールディングス」さまの成功事例をご紹介します。
    KNT-CTホールディングスでは、2022年より弊社が提供するWeb社内報アプリ「SOLANOWA」を導入いただきました。

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    会社名:KNT-CTホールディングス株式会社
    設立:1947年(昭和22年)5月26日
    従業員数:5,011名 ※グループ外出向の社員も含む
    所在地:〒163-0239 東京都新宿区西新宿2-6-1 新宿住友ビル
    事業内容:団体旅行事業、個人旅行事業、メディア型旅行事業を中心としたグループの経営戦略・経営管理

    グループの規模が大きくなるほど、仕事で関わる人以外のことをあまり知らない従業員が増える傾向にあります。
    横のつながりを強化し一体感を高めるためには相互理解を深める必要があります。
    KNT-CTホールディングスさまでは、社員同士が次々と紹介リレーをつなぐ企画をきっかけに、従業員たちが盛り上がってコミュニケーションが活性化し、結果としてグループを超えた相互理解と双方向のコミュニケーション活性化が実現できた成功事例です。
    コストも時間もかけずに多くの人に社内報を読んで欲しい方、従業員にグループ全社を好きになってもらいたい方、コミュニケーションを活性化し相互理解を深めてグループ全社でシナジーを生み出したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
    導入事例ダウンロードはこちらから

      まとめ

      社内報のネタ作りに苦労している担当者の方には、リレー企画の採用をおすすめします。
      リレー企画は、従業員同士のコミュニケーションを活性化させるだけでなく、シンプルなテーマでもコンテンツ量を増やすことができるため、長期的な社内報の運用に役立ちます。
      リレー企画の具体的な例としては、従業員の紹介記事や、各部署やチームの取り組みを紹介する企画などがあげられます。
      こうしたテーマは、参加者が自らの経験や考えを発信することで、より多様な情報が社内報に反映できるようになります。

      また、リレー企画は社内のコミュニケーションを促進するだけでなく、読者にとっても魅力的なコンテンツとなり得ます。
      新しいアイデアや情報がリレー形式で届くことで、社内報の読者の興味や関心を持続させることが可能です。
      社内報のネタ作りにお悩みの方にとって、リレー企画は有効な手法となることでしょう。
      リレー形式で情報を発信し、従業員同士の交流や共感を促進させ、より充実した社内報を実現しましょう。
      組織全体の連帯感が高まり、成果をもたらすリレー企画をぜひ取り入れてみてください。

      マーケティング部 ディレクター 村上恵美

      筆者:マーケティング部 ディレクター 村上恵美

      音楽配信サイトのプロモーションチームに配属。ECサイト運営をしながら、主にアーティストのキャッチコピーなどライティング業務にも従事。2021年 「"はたらき"から、笑顔を」という会社のビジョンを熱く語る上司に魅了されスカイアークへ入社。マーケティング本部へ配属し、自社プロダクト「SOLANOWA」のシェア拡大、およびメディア「BlueNote™」の認知拡大に向けたコンテンツ強化を中心に、プロモーション業務全般のディレクションを担当。

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