【2023年度受賞発表】経団連推薦社内報審査をおすすめしたい理由

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社内報を担当する方々の多くは、日々の業務と並行して運営を行っているため、多忙になりがちではないでしょうか。
近年では「オープン社内報」を筆頭に、内部に向けて発信する社内報をあえて外部にも公開することで、インナーブランディング促進をはかる企業もありますが、社内報はなかなか外部に公開することが少ないメディアのため、効果や成果が見えにくいと感じている方も多数いらっしゃると思います。
ともすると、社内報担当としてのやりがいやモチベーションが保ちづらくなってしまう懸念がありますが、そんな時におすすめしたいのが「経団連推薦社内報審査」です。

外部の機関による第三者の目線で厳正に審査し、評価をフィードバックしてもらえることで、運営者のモチベーション向上につながるだけでなく、自社の社内報にとっての改善点などにも気付ける貴重な機会になるからです。

そこで今回は、社内広報業界では最も権威ある表彰として知られる「経団連推薦社内報審査」についてまとめました。

経団連推薦社内報審査とは

「経団連推薦社内報審査」とは、経団連事業サービス社内広報センターが、経営の助長となる社内広報活動の推進を目指し、編集者の日ごろの活動を評価・奨励することによって、社内報のレベルアップを図ることを目的とした審査制度です。1966年から毎年実施されており、2022年度で57回目を迎えました

経団連推薦社内報審査への応募方法は?

「一般社団法人経団連事業サービス」のホームページに毎年応募の概要が掲載されます。
複数の審査委員が多角的に審査し、作品ごとに講評をフィードバックします。

・審査の対象となる社内報の種類
 審査は「雑誌・新聞型社内報」「WEB社内報」「映像社内報」の3つの部門で作品を募集します。

  1. 雑誌・新聞型 社内報部門
    日本国内において企業、事業所、団体等が発行する紙の雑誌・新聞型の社内報が対象。 異なる誌・紙名であれば、1社で複数応募も可能。
  2. WEB社内報門
    日本語を基本とするWEB(イントラネッ ト、SNS活用等を含む)社内報で、PCやスマートフォン、タブレット等の情報機器を通じて、社内広報活動の一環として従業員等に情報提供されるコンテンツが対象。社内電話帳やマニュアル集等の業務用ツール類については審査、講評の対象外となる。
  3. 映像 社内報部門
    映像社内報として、映像再生機器、PC、 スマートフォン、デジタルサイネージ等を利用し、社内広報活動の一環として継続的 に社内に配信しているものを対象。 WEBやイントラネットで公開しているものを含みますが、映像作品の審査はWEB 社内報部門とは別に応募が必要。

・審査基準
全ての部門に共通する基準となるポイントは以下の2点です。
1:自社の経営環境や社会環境を的確に反映した発行目的・編集方針を持っているか
2:自社や団体の社内広報戦略が的確に反映され、かつ実現できているか

・応募スケジュール
例年では夏~秋頃に、前年1年間に発行された社内報作品を対象にした応募が始まります。
翌2月から3月頃に審査結果が発表されるスケジュールとなっています。

参考:<2023年度「経団連推薦社内報審査」応募要領>


・応募締切:2023年9月27日(水)必着必着

・対象期間:2022年10月~2023年9月に発行・発信・配信された作品

・審査結果:結果および審査委員の講評は2024年2月下旬までに書面にて送付
・審査対象 :日本国内において企業、事業所、団体等が発行・発信・配信している社内報

参考サイト:経団連推薦社内報審査(2023年度)

・賞について
部門ごとに以下の4つの賞が設けられています。
また、部門ごとの表彰とは別に審査委員特別賞があります。

【総合賞】
部門ごとに、企画・内容、文章表現、デザイン・レイアウト等が総合的に優れている作品に授与。
【優秀賞】
部門ごとに、総合賞の中から選定します。全部門の優秀賞の中でも、特に優れていると認められた作品には最優秀賞を授与。
【企画賞】
部門ごとに、総合賞には及ばないものの、画・内容、文章表現、デザイン・レイアウト等に独自の特長や優れたものがあると認められる作品に授与。
【奨励賞】
部門ごとに、総合賞には及ばないものの、編集面等に特に努力が認められる作品に授与。
【審査委員特別賞】
複数の媒体での応募があり、「明確な運営方針のもとに、媒体を連動させて適切な役割分担や使い分けを行い、効果的に活用している顕著な例」として審査委員会にて認められた企業・団体に対し、上記の部門ごとの表彰とは別に授与。

    おすすめする理由:経団連推薦社内報審査を運営者のモチベーションに!

    社内報を担当する方々の中には、この経団連推薦社内報審査受賞を目標に掲げている方も年々増えているそうです。
    普段はどちらかと言えば目立った賞賛を受けることが少なく、客観的な評価も見えづらい社内報というメディアを担当する中で、こうした第三者からの審査によって表彰されることはとても名誉なことであり、運営者のモチベーションを高めてくれるでしょう。
    50年以上の歴史のある審査に応募し講評などフィードバックをもらうことは、自社の社内報に対する成果やインナーブランディングへの寄与に対する指標のひとつとしても、非常に有効だと言えます。
    また、応募要項の中で公表されている「部門別審査基準」を見るだけでも、自社の社内報をブラッシュアップするうえでのヒントとなる視点が発見できると思います。

    応募に関する注意点

    経団連推薦社内報審査はとても有意義な審査ではありますが、これはあくまで外部機関による客観的な評価のひとつだということを念頭においておきましょう。
    受賞だけを目標にして社内報を運営することがないよう注意が必要です。

    社内報を運営するうえで重要なことは、ターゲットとなる従業員に、発信する記事やコンテンツを通じて、浸透させたい目的がきちんと届いているかどうかです。
    社内報審査の受賞を狙うことを意識するあまり、気がついたら従業員に伝わらない社内報になってしまっていた、ということにならないように気を付けましょう。

    2023年度表彰企業が発表されました

    2022年度の応募総数は174作品でした。
    表彰企業は、経団連事業サービスのホームページで公表されています。
    
参考:2023年度「経団連推薦社内報」表彰一覧(PDFが開きます)

    2023年度の優秀賞に選出されたのは次の4社でした

    • 月刊(単独社内報) キヤノン株式会社
    • 隔月刊(グループ報)  株式会社UACJ
    • 季刊(単独社内報) 株式会社マクロミル、
    • 季刊(グループ報) サントリーホールディングス株式会社

    また、SOLANOWAをご利用いただいております明治ホールディングスさまの社内報「amazing!」が総合賞を受賞されておりました。
    導入事例にもご協力いただいておりますので、ぜひこちらもご覧ください。

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    導入事例:明治ホールディングス株式会社さま

      まとめ

      自社の社内報を客観的に評価することは、なかなか難しいものです。
      基本的に社内報は内部に向けたメディアである点からも、他社がどんな社内報を運営しているのか、といった他社比較がしずらい点からも、改善点などをすぐに見つけることができず、運営に行き詰りを感じることが多いのではないでしょうか。

      評価や効果測定や評価が難しい社内報だからこそ、「経団連推薦社内報審査」のような外部機関の第三者による評価を活用することも、自社の社内報を見直すための方法の1つです。

      賞にこだわる必要はありませんが、客観的な意見やフィードバックをもらえる場として、社内報運営のモチベーションを高めるためにも、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

      また、弊社が提供するWeb社内報アプリ『SOLANOWA』では、別途Web社内報コンテンツの企画立案から制作の支援まで承っています。
      紙の社内報とWeb社内報を併用していきたい、コストをかけずに運用したい、コンテンツの作り方がわからない、などお悩みをお持ちの方は、お気軽にご相談ください。

      マーケティング部 ディレクター 村上恵美

      筆者:マーケティング部 ディレクター 村上恵美

      音楽配信サイトのプロモーションチームに配属。ECサイト運営をしながら、主にアーティストのキャッチコピーなどライティング業務にも従事。2021年 「"はたらき"から、笑顔を」という会社のビジョンを熱く語る上司に魅了されスカイアークへ入社。マーケティング本部へ配属し、自社プロダクト「SOLANOWA」のシェア拡大、およびメディア「BlueNote™」の認知拡大に向けたコンテンツ強化を中心に、プロモーション業務全般のディレクションを担当。

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